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地域チキン・プロジェクト Chiiki Chiken Project

地域チキンプロジェクト
「地域チキン・プロジェクト」とは?

What is the Chiiki Chicken project?

藤野・相模湖地域内のいくつかの集落レベルで鶏を共同で飼育しよう、というプロジェクト。
それによって、家庭の生ゴミを鶏の餌としてリサイクルできる他、新鮮な卵を日々得る事ができ、子供たちが身近に鶏と触れる機会を持つことができます。(子供の免疫力アップにも貢献?!)
今のところ、日連、金剛山、芝田、篠原、そして舟久保(地域チキンの里)にて実行しております。

各地域にて参加家族が順番に飼育し、時折BBQなどの交流会を行ったり、地域のイベントに様々な形で参加をさせてもらっています。

殆どの場所ではネラという黒くて丸々とした体の鶏を主に飼っています(場所によっては少し色が茶色く小ぶりな島田地鶏という品種も飼っています。)

Basically, we started a community movement in 2014 to have people living in Fujino to start co-sharing the ownership of chickens. We have about 5 locations and 35+ families in the area involved. The chickens are not confined in a small space, but rather, all kept outside (with a coop where they can sleep and lay eggs) and many of the chickens occasionally free-range and have a healthy environment.

鶏を飼うメリットは?

What are the benefits of keeping chickens in this way?

  1. 家庭の生ゴミ=鶏の餌 となりますので、家庭のゴミが再利用されます。
  2. 鶏が餌を食べて卵を産む => どんな餌を食べて育ったかわかっている状態の新鮮な卵を食べられます。
  3. 鶏を飼育する => 日々、自分たちの食生活と密着した生き物との触れ合いがあります。最終的には鶏を絞める体験なども出来るので、命の大切さを体験するきかっけにもなります。
  4. 鶏が糞をした土地はとても土が良くなるので、作物がよく育ちます。
  5. オスも飼育するようであれば、有精卵(=温めればヒヨコになる卵)を産むことが出来ます。
    (ただ、オスは鳴き声がうるさいので、音が気になる場合はメスのみを飼育する事をお勧めします。
  6. The list is long- families can recycle their food scraps to provide as food for the chickens, the chickens will lay eggs, we occasionally eat a chicken or two (where children can learn where their food comes from and to be thankful for the life that we take when we kill livestock for food), soil becomes fertilized (thanks to chicken poop and all their scratching around) and they are just simply a pleasure to have around! All in all, there is nothing to lose, and a lot to gain.

鶏を飼うのにあたって何が必要か?

What do you need to get started?

  1. 日々の世話の中で餌と水をやること。(水に関しては、雨水を集めるという方法も可能かと思います。)
  2. 鶏を飼育する場所を確保しなければいけないので、土地と鶏小屋の準備。(鶏小屋の作り方などのアドバイスは提供できます。)
  3. 何件かご家庭で共同飼育する場合には、他のご家庭とも話し合って決める必要になるかと思います。
    また、住まわれている地域・場所によっては、自治会長さんや地主の方達にも事前に一声かけて理解・了解を得ておくと良いかと思います。
  4. かかる費用:鶏代(一匹あたり1500円程度が予測されますが、まだ確定ではありません)、小屋代(もしくは小屋を作る為の素材代とそれを作る人)、そして飼う場所によっては土地代。
  5. とにかく楽しいので、楽しみながら飼おうと思うお気持が一番大事です!(ストレスになっては良くないので、皆さんと協力しながら飼育しましょう!)
  6. Pretty self explanatory – feed them, build a coop where they can lay eggs and sleep/stay out of the rain, and fee to get the chickens/chicks. Since we’ve been doing this for a few years, we have raised a lot of them since they were chicks (one day old), and some have just hatched. It is an amazing experience – to see a whole life cycle and to raise animals that are not pets, but small livestock. It’s a lot easier and enjoyable than we ever imagined.

何故、今「地域チキン・プロジェクト」なのか? 〜私たちの体験談から〜 ‎Kaori &Byron Nagy

私たち家族は2014年一年間、藤野の舟久保という集落にて20〜30匹の鶏を試しに飼育してみました。
餌は主にコンポストだったのですが、1家族だったので餌が足りないこともあり、
今回のプロジェクトレベルでは集落・もしくは複数の家庭で共同で飼育することをお勧めします。
また、旅行に行く場合や家を少し離れなければならない場合に、飼育係がいくつかの家庭に分担されていたほうが維持がしやすいという点もあります。
卵は寒い季節は少し数少なく、温かい時期ほど数は多くとれました。
うちの1歳の娘(当時0歳)は鶏の鳴き方や動きがとても興味深かったようで、よくジーッと眺めていました。(笑)
私たちは電気フェンスに藤野電力から買ったソーラーパネルを付けて、鶏たちをフェンス内で飼っていました。(よほど逃げないという自信がない限り、完全な放し飼いにしないほうが良いかもしれません。)
そして、夜は鶏が雨からしのいで休めるように鶏小屋を用意しました。我々は移動式の小屋を作りましたが、もし土を作ってもらうことにこだわっていなければこのようにする必要はありません。

都会から藤野に移住してきた私たちとしては、何らかの形で自給自足・持続可能なライフスタイルを少しでも取り入れたいという思いから鶏を飼ってみました。試行錯誤で、色々と反省点もありましたが、飼った事で学んだ事や得た事のほうが断然に多かったので、もっと多くの人にも体験してもらえたらと思い、今回このプロジェクトを立ち上げました。

This is just a bit about us- Kaori and Byron Nagy. We grew up in the city (New York, Tokyo, San Francisco) for most of our lives but we have moved to the countryside (only about 1.5 hours from Tokyo by train though) and since then, we have experimented quite a bit with organic farming and raising chickens. We just raised chickens by ourselves in 2014 but decided that it was too fun and we had to share with the community that we lived in, and people totally bought into it, as people who live here are relatively open to new ideas as such. That’s how we got going!


地域チキン紹介
Introduction of Chiiki Chicken Groups

芝チキ芝チキこと、芝田チームは2014年9月に6世帯でスタート。150㎡くらいのスペースで現在 雄鶏1羽、雌鶏30羽くらい(動き回ってて数えられません!)品種はネラ、島田地鶏、ホシノブラックとその混血たちです。

ヒヨコが可愛くてたまらず、ついつい孵卵器を使って卵を孵してしまいます。そのために常に1羽は雄鶏をキープ。そして雛を孵すだけではなく、増えすぎた鶏はちゃんと自分達で捌いていただきます。命の循環をしっかりと学びたいと思っています。


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舟久保は一言でいうと地域チキンの里であり、鶏飼育の実験場?!的な場所。
集落内の土地、5~6箇所をロテーションで移動しながら伸び伸びと飼育。
ストレスが少ない環境を意識しているため、何処に移動しても天気の良い日中は極力free range (放し飼い)を実行しています。
2013年から飼育を始めて合計7種類程度、多分150~200匹位は飼ってきているんだけど、常に買ってるのは10-20匹、2種類位かな。
飼った品種はチャボ、ネラ、ウコッケイ、島田地鶏、巨大で足まで羽が生えてる品種、設楽さんからもらった赤茶の品種、ホシノブラックなど。
実はヒヨコ飼育の管理係(野生動物からヒヨコを守る役割)として七面鳥が2匹いたことも。これからも鶏とのより良い共存方法を探っていきたいと思っています!!


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藤野・金剛山の登山道脇で展開している「金剛山チキンプロジェクト」は、養鶏を通して地域の皆さんとの交流や、地域イベントなどもめざしたソーシャルな養鶏場として2年目を迎えました。

そのため参加人数は地域チキン随一の多さとなる10世帯で、およそ10羽前後のニワトリたちのお世話をしています。

特色は、金剛山の斜面を活用し電柵で覆った敷地内を二分割、鶏小屋も二棟設置しているところです。平飼いをしているため、鶏糞によって徐々に肥沃な土地へと転換させつつ、養鶏をしながら片方の土地では野菜などを育てるといった、循環ベースの養鶏スタイルを確立させつつあります。

これまでにも金剛山では、ロケットストーブを用いた炊き出しや、食事会、たこ焼きパーティーといったイベントを展開してきましたが、今後はより地域に根ざした幅広い催しにもチャレンジしていきたいと考えています。

“地域チキンの企画室”と呼ばれるような、ミンナが参加できるオモシロ企画をどんどん発信していければ、そんなことも考えていますので、皆さん、どうぞよろしくお願いいたします!


ご興味のある方へ

是非お気軽にお声掛けください!

https://www.facebook.com/groups/531432753642275/

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